日本の鳥取県湯梨浜町にある「燕趙園」が、本格的な中国庭園として人気だ。日常を忘れて中国気分を味わうのもいいだろう。共同通信が15日に伝えた。
共にナシの生産が盛んな鳥取県と中国河北省は、1986年に友好都市協定を締結した。燕趙園は友好関係の5周年を記念して築造が始まり、1995年に完成した。面積は約1万平方メートル、日本国内の中国庭園では最大規模だ。
建物の材料や庭の石などは中国産を使い、中国の職人が来日して作業に当たるなど、本格的な造りにこだわった。そばにある東郷池や山を利用し、限られた敷地を広く感じさせるための工夫も凝らしてある。周囲を取り巻く自然環境も相まって、日本にいながら中国にいるような雰囲気があり、訪れた人から喜びの声が上がっている。
家族連れや年配の夫婦ら幅広い世代の人でにぎわい、訪問客は年間延べ10万人以上にのぼる。コスプレの撮影地としても人気があり、年2回開催されるイベントには全国から100人弱が集まる。
園の担当者は「中国の文化を楽しみながら、コスプレ撮影も楽しんでほしい。インスタ映えする場所なので、もっといろんな人に来てもらいたい」と期待している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月17日