訪日中国人旅行者の増加に伴い、拡大を続ける中日間の航空需要に対応するため両政府は、両国間を結ぶ新たな飛行経路を設ける検討を始めた。23日付読売新聞が伝えた。
訪日中国人が近年、爆発的に増加している。日本政府観光局の統計では、2017年は736万人で、2012年の5倍以上となった。両政府は日増しに拡大する需要を満たすため、新たな飛行ルートの開設を検討する。
中日間の主要な飛行経路は現在、北陸周辺―北京方面の北寄りルートと、九州―上海方面の南寄りルートの二つがある。両政府はこのうち南寄りルートを分岐させ、奄美―上海方面のルートを新設することを検討している。国土交通省によると、中日間を往来する定期便は週に1000往復便を超え、特に南寄りルートは中国―豪州便なども通るため混雑が常態化し、遅延しやすい傾向にある
両政府は現在、奄美―上海方面のルートの試験飛行を実施することで合意している。日本政府は、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年までに中国側と正式合意し、本格運用したい考えだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月24日