「中日平和友好条約締結40周年記念中日大学生千人交流大会」が29日に北京で開催され、李克強総理と日本の安倍晋三首相がそれぞれ祝辞を寄せた。新華社が伝えた。
李総理は祝辞で「40年前、中日両国の上の世代の指導者は中日平和友好条約の締結を決断し、中日共同声明の諸原則を法的形式で確認し、両国関係の根本的な指針と準拠を確立した。先般、私と安倍首相は条約締結40周年を祝う電報を交換した。双方は引き続き条約締結の精神を堅持し、中日関係の長期にわたる健全で安定的な発展を推進すべきとの認識で一致した。中国側は日本側と向き合って進み、中日間の4つの基本文書を基礎に、歴史を鑑として未来に向かい、互恵協力を深め、共同発展を促進し、繁栄と安定を維持したい」と表明。
また、李総理は「青年は未来を代表している。中日両国の青年が相手をどう見るかは、両国関係の今後の行方と発展に影響を与える。中日関係の長期的な協力と友好を推進するには、結局は両国青年間に相互信頼を根付かせる必要がある。中国政府はこれまで同様に両国青年の相互訪問と交流を支持する。両国青年が今回の大会を通じて条約の精神を再び思い出し、コミュニケーションの方法を広げ、理解と相互信頼を深め、両国関係の長期にわたる健全で安定的な発展のために頑張り、助力することを希望する」とした。
安倍首相は「今年5月の李総理の公式訪日は、日中関係の発展にとって大きな意義があった。両国は長期にわたる友好的で安定した関係を発展させるべきだ。若者は両国の未来を担う存在。双方は引き続き青少年交流を推進し、日中友好のために交流の橋をさらに多く架けるべきだ」と表明した。
今回の大会には両国の大学生1000人余りが参加した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月31日