改憲を目指す安倍氏 中国は平和的発展の道の堅持に期待

改憲を目指す安倍氏 中国は平和的発展の道の堅持に期待。

タグ:自民党 総裁選 改憲 両国関係

発信時間:2018-09-22 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の安倍晋三首相は20日、石破茂自民党前幹事長に大差をつけ、自民党総裁の再選を果たした。自民党は与党で、党総裁が日本の首相になることが一般的だ。安倍氏は2021年まで政権運営を続け、日本で最も長寿の首相になる見通しだ。かつては首相が走馬灯のようにころころ変わっていたが、現在は強いライバルが不在の「一強」体制が形成されている。日本の政界の近年の変化は激しい。記録樹立の期待がかかるなか、安倍氏がこれから直面する課題は依然として深刻だ。これは経済再建、少子高齢化、国際情勢の激変などだ。安倍氏が常に念頭に置き、これから重点的に推進しようとしている改憲については国内でまだ物議を醸しており、国際社会からも注視されている。中国外交部の耿爽報道官は20日の記者会見で、2つの期待を示した。「安倍首相が引き続き中日関係を重視し、両国関係の改善と発展の維持を促すことに期待する。日本側が歴史の教訓を深く汲み取り、実際の行動によりアジアの隣国と国際社会から信頼を得ることを願う」


 「これからは皆さまと共に憲法改正に取り組む」20日の開票後、安倍氏は自民党本部で真っ先に、改憲問題を取り上げた。改憲は安倍氏が総裁最後の任期に推進する重点任務の一つだ。しかし日本国内では物議を醸しており、実現は容易でない。AFP通信は「日本の専門家によると、安倍氏が国会で改憲を可決しても、さらに国民投票を迎えなければならず、英国のEU離脱のような敗北を喫する可能性もある。また国民が関心を寄せている優先的な議題は、高齢化への対応と発展が緩慢な経済であり、改憲ではない」と伝えた。


 耿氏は20日の記者会見で、日本の改憲問題について「歴史的な原因により、日本側の同問題に関する動向は常に、国際社会から注目されている。我々は日本側が歴史の教訓を汲み取り、約束を守り、平和的な発展の道を堅持することを願う」と表明した。また安倍氏が自民党総裁に当選したことについては「安倍首相が引き続き中日関係を重視し、両国関係の改善と発展の維持を促すことに期待する」と述べた。


 上海外国語大学日本文化経済学院の廉徳瑰教授は、環球時報の記者に対して「安倍氏の新たな任期が始まった後、中日関係改善の流れが続くことになる。両国関係の改善には、それほど大きな問題はないだろう。中日が4つの原則的共通認識を形成した後、両国関係の改善が徐々に主な基調になった。双方の共同の努力により、中日関係は徐々に正しい軌道に戻っている。また現在は米国の保護貿易主義があり、中日がいずれも圧力を受けており、さらに協力の強化が必要になった。中日間の固有の溝、安倍氏の固有の観点は不利な要素だが、安倍氏が対中関係の改善を着眼点とすれば、これらについて自制的になるだろう」と指摘した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月22日

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