日本の柴山昌彦文科相は12日、東京医科大学の不正入試問題を受け、文科省が複数の医大を対象に調査を実施したところ、一部の大学の入試で性別や年齢により合格に差異を設けていたことが分かったと表明した。海外メディアが伝えた。
柴山氏によると、文科省が調査を行った81校のうち約30校が過去6年間で、女子の合格率を下げていた。これらの大学がすべての受験生を公平に扱っておらず、女子や浪人生への差別があったと考えられる。
文科省は大学の名称を公表していないが、これらの大学は不正入試を否定しているとした。
柴山氏は、大学入試は公平かつ公正であるべきで、差別は極めて深刻な問題だと強調した。当局は関連状況を確認中で、今月下旬にも報告を発表し、さらに調査を展開する。
東京医科大学は今年8月、過去10年以上に渡り女子の受験生の点数を書き換え、意図的に成績を低くし、女子の合格者数を約3割で維持していたことを認めた。情報によると、同校は女性医師は結婚や出産で離職することが多いため、大学付属病院の人手不足を防ぐため出来る限り男子を合格させようとしたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月15日