日本の陸上自衛隊の離島防衛部隊「水陸機動団」が14日、米海兵隊と鹿児島県種子島で行っている「離島奪還」合同訓練を報道公開した。釣魚島情勢がエスカレートする状況下、この措置には日米の協力を強化し、中国に対応する姿勢をアピールする狙いがある。
今年4月に正式に発足した水陸機動団は、「日本版海兵隊」と呼ばれている。防衛省は同部隊の戦力を高めるため、AAV7水陸両用車などの上陸専用装備品に大金を注いでおり、さらに海兵隊が使用しているティルトローター輸送機「オスプレイ」の導入を検討している。同部隊は今夏ハワイでも、海兵隊と上陸作戦合同訓練を行っていた。今回は日本国内で初めて行われた。
日本の安倍晋三首相は14日、陸上自衛隊朝霞駐屯地で観閲式に出席した際に、日本は宇宙・サイバー・電磁という3大分野に注意すべきと強調した。「新分野で競争力を確保できなければ、国を守ることができない」と強調した。さらに朝鮮の核ミサイル開発計画、中国の海洋活動に特に言及し、「この5年間で、日本が置かれている安全環境の不確実性が非常に速いペースで拡大しており、厳しい情勢を迎えている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月15日