日本の安倍晋三首相は16日、スペインとフランス、ベルギーの欧州3カ国歴訪に出発する。スペインで同日夕方にサンチェス首相、フランスでは17日午後にマクロン大統領と会談する。18、19両日はベルギーでアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席し、自由貿易体制の強化や朝鮮の非核化に向けた連携を図る。
ASEMは欧州とアジアの計51カ国・2機関が参加。首脳会議で安倍氏は、保護主義的な政策を強めるトランプ米政権を念頭に、ルールに基づく自由で公正な経済秩序の構築を呼び掛ける。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の推進も訴える。
安倍氏はサンチェス氏と首相就任後で初となる会談で、安全保障をめぐる協力強化を検討する。
安倍氏はベルギーで、イタリアやシンガポールなどのASEM加盟国の首脳らと会談し、20日に帰国する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月16日