日本の共同通信社によると、東京電力は29日、SNS公式アカウントで福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールの写真を公開し、「#工場萌え」というハッシュタグをつけたことでネットユーザーから不満を買った。
写真は2017年10月に撮影されたもので、原子炉建屋内で燃料搬出を終えたプールの水面や搬出装置などが写っていた。「工場萌え」は、工場の景観を愛好する行為を指して使われている言葉である。
29日、東京電力がツイッターとインスタグラムで投稿すると、ネットユーザーから「原発事故の反省がないのか」、「被害者をばかにするな」などの批判が相次いだ。約2時間後、東京電力は修正し、「皆さまにご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした」と謝罪文を掲載した。
東京電力は定例記者会見で、「若者に業務を知ってもらうという狙いがあったが、配慮が足りなかった」と釈明。また、投稿内容は外部機関が作成し、事前に東京電力の広報担当者が目を通したと明かした。
以前投稿した第一原発の貯蔵タンクと配管の写真にも同様のハッシュタグを使用していたが、今回の事態を受けて全て修正した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月31日