日本経済界が習主席の演説を称賛、新たな開放のチャンスに期待

日本経済界が習主席の演説を称賛、新たな開放のチャンスに期待。

タグ:中国国際輸入博覧会

発信時間:2018-11-06 17:04:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第1回中国国際輸入博覧会が5日、上海国家会展センターで正式に開幕した。習近平国家主席が開幕式に出席し、基調演説を行った。開幕式に出席した複数の日本経済界代表者は、中国網の独占インタビューに応じた際に、習主席の基調演説は中国が新たな高水準の開放を実施する確固たる決意を伝え、日本企業は中国市場の未来に自信を深めていると話した。また、中国が新たな高水準の開放を推進し、経済の高品質発展を実現することでもたらされる大きなチャンスをつかみたいと表明した。今回の博覧会には450社以上の日本企業が参加し、日本は出展企業数が最多の国になった。


 習主席の基調演説、中国の開放の決意を伝える


 「私は上海で勤務しており、新たな開放を推進しようと力を入れる中国政府の決意と措置を実感している」日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所首席代表の小栗道明氏は中国網の独占インタビューに応じた際に、習主席が基調演説の中で、中国の開放の扉が閉ざされることはなく、大きく開かれるのみだと強調したことに注目した。「これは世界に向け市場をさらに開放する中国の断固たる決意を示した」小栗氏はこれに強く励まされている。小栗氏は勤務中の実体験を通じ、ビジネス環境を改善し外資による投資規制を緩和する中国政府のたゆまぬ努力と大きな成果を実感している。小栗氏は次のように例を挙げた。電子行政などの手段の普及と応用により、行政手続きがより便利かつ透明的でスムーズになった。一連の貿易円滑化・自由化の措置も実行されている。「中国のビジネス環境は大幅に改善された」小栗氏は、先ほど世界銀行が発表した「ビジネス環境の現状2019」報告書も、自分の実感を裏付けたと述べた。同報告書によると、中国の世界ランキングは前年より32位浮上し、世界トップ50に入った。


 中国市場への自信と重視により、日本企業は出展に非常に積極的になった。「ジェトロは過去10年間で日本企業を集め中国で出展を行ってきたが、今回の第1回中国国際輸入博覧会は最大規模となる」小栗氏によると、日本企業は輸入博覧会のすべて(計7つ)の企業パビリオンに進出している。出展企業数も展示ブースの総面積も、すべての参加国・地域の中で最大規模だ。ジェトロは出展企業を厳選し、各業界の独自色を持つ有力企業を集めた。企業は「匠心×創新」をテーマとし出展し、卓越した製造技術と科学技術の優れた創意を融合させた日本企業の製品を、中国の消費者に届けようとしている。


 新たな開放、各国企業に重大なチャンスをもたらす


 日本を代表するガラス企業のAGCグループも、今回の博覧会の出展企業だ。製品には自動車ガラス、電子製品、ハイエンド化学材料が含まれる。同グループ中国総代表の上田敏裕氏は中国網の記者に対して、習主席が談話の中で「新たな高水準の対外開放」に重点的に触れたことが印象的だったと話した。「中国は40年前の改革開放を契機とし、今日の大きな成果を手にした。これを踏まえた上で、今回の輸入博覧会は中国が世界に向け、市場の扉をさらに大きく開くことを象徴している」上田氏はそれについて、「これは非常に素晴らしい行動で、世界経済及び世界貿易にとって重大なチャンスを意味する」と評価した。上田氏は、中国はすでに「世界の工場」から「世界の市場」に変わっており、かつ徐々に世界の科学技術革新の発祥地になりつつあると判断した。「今回の博覧会は世界に、中国経済のモデルチェンジとアップグレードを示すことに成功し、世界各国の企業に大きなチャンスを提供した」


 AGCは今回の博覧会で、自動車、スマート移動、建材、化学、電子、生命科学などの28種類の先進的な製品を展示した。うち5種類の製品は中国初公開。上田氏は、AGCグループは中国市場を深く耕し、中国の高品質発展の歩みの中でより多くの発展チャンスを共有したいと表明した。


 開放の協力、世界貿易に新たな活力を注ぐ


 日中経済協会調査部長の高見澤学氏は、中国に長年駐留した経験を持つ。中国経済を長期的に観察・研究している専門家である高見澤氏は、中国網の独占インタビューに応じた際に、習主席の基調演説を非常に高く評価した。世界経済に深い調整が生じ、多国間貿易体制が深刻な脅威を迎える現在、今回の輸入博覧会の開幕には並々ならぬ意義があると指摘した。


 高見澤氏は、基調演説は多国間貿易体制を支持し、自由貿易の発展を推進し、開放型世界経済の建設を促進し、経済グローバル化を支持する中国の決意を示したが、これが保護貿易主義により苦境に陥っている国を安心させたことは間違いないと判断し、次のように述べた。過去も現在も未来も、開放の協力は国際経済・貿易の活力を強化し、世界経済の安定と回復を推進するための必然的な選択肢だ。特に演説では、新旧原動力の切り替え、デジタル経済・AI・ナノテクなどの先端分野の協力の強化、科学技術革新と新たな成長源の育成の共同推進が呼びかけられた。このプロセスにおいて、世界各国は各自の長所を発揮し、中国と協力を展開し、新技術・新産業・新業態・新モデルを共に構築できる。「これは世界貿易及び世界経済に新たな活力を注ぐだろう」



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月6日

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