日本航空の副機長が勤務前に酒を飲み、基準値を超えるアルコールが検出され、英国の警察当局に拘束された。その後、血中濃度基準の9倍以上のアルコールが検出され、警察当局に再拘束された。日本航空は謝罪会見を開いた。海外メディアが1日、伝えた。
報道によると、この男性副機長は英ロンドンで飛行任務前、バスに乗りターミナルビルから駐機場に向かっていたが、バスの運転士が酒臭いことに気づき英国の警察当局に通報した。副機長からはその後、英国の法令基準を上回るアルコールが検出され、警察当局に拘束された。
日本航空は本件について、懸念を招き迷惑をかけたことについて心より謝罪すると表明した。
日本航空によると、この副機長は10月28日にロンドン発羽田行きのJL44便に搭乗する予定だったが、警察から拘束されたことで、同日の便に1時間以上の遅延が生じた。また本来ならば機長1人・副機長2人が搭乗する予定だったが、1人ずつに変更された。
この副機長は警察当局から一時釈放されたが、その後の血液検査で英国の法令基準の9倍のアルコールが検出されたことから再拘束された。
日本航空は副機長の出勤前に社内でアルコール検査を行っていたため、副機長が社内検査で正確に測定を受けていたのかという質問に対して謝罪した。
日本航空は、正確に検査装置を使えば基準値を超えるアルコールを検出できるため、不適切な行為があったのではと分析していると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月2日