消えたとされる小島が存在するとすれば、写真の左上の位置にあたる(朝日新聞)
北海道新聞の31日の報道によると、宗谷管轄内の猿払村沖の鼻北小島がなくなっていることが確認された。これは地元住民が北海道小樽市第一管区海上保安本部に報告した情報で、本部は「波または水に侵食されてなくなった可能性がある」とし、近く調査を開始することを明かした。
海洋法に関する国際連合条約によると、島は高潮でも完全に水没しないものと定義されている。鼻北小島が本当になくなっていれば、日本の領海は縮小することになる。
領海の範囲は島から数メートルの距離を基点に決まる。この島は猿払村沖500メートルの位置にあり、2014年に国が命名した日本の158個目の無人島で、日本の帰属である。
周辺海域の開発を担当する木原智彦氏は、「陸から肉眼でその島は見えず、付近を航行した漁民も漁船から見えなかったと言っていた」と話した。年配の漁民らは、昭和50年代(1970年頃)からこの周辺には小島があったと話している。
日本当局によると、この島は1987年に発見・測量され、当時の平均水面からの高さは1.4メートルだった。これらのデータは日本の海図および国土地理院の地図に明記されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月1日