日本が「超音速滑空弾」を開発中という情報がこのほど、西側メディアから注目を集めている。日本はこの「離島防衛」に使用するという先端兵器に関する情報開示に消極的だが、この武器が本質的に、現在話題になっているブースター・滑空型極超音速ミサイルである可能性が高い。
「超音速滑空弾」、7年前倒しで配備へ
29日付星条旗新聞は、「中国が領有権を主張する離島を防衛するため、日本が超音速滑空弾を開発中」と題した記事の中で、次のように伝えた。
日本の防衛省は本紙のインタビューに応じた際に、日本は離島防衛に用いる超音速滑空弾を開発中で、この離島には「中国と係争中の東中国海の島嶼」が含まれると答えた。防衛省は、これらの武器(以前は高速滑空弾と呼ばれていた)は付近の島嶼から発射することで、離島への攻撃を阻止できるとした。「ミサイルで迎撃される可能性は低いはずだ」
同記事によると、防衛省はこの先端兵器の研究が今年より始まっており、2025年3月に試験的な生産段階に入り、2026年3月に配備される見通しとした。これは当初の計画を7年も前倒ししている。しかし防衛省の広報担当者は「同プロジェクトは順調に進んでおり、日本の防衛の需要を満たすことができる」と話した。日本は2019年度、「超音速滑空弾」プロジェクトに1億2330万ドルの研究費を支給する。開発費は合計で6億590万ドルにのぼる見通しだ。この武器がどこに、どの部隊に配備されるのかは不明だ。
本質的には極超音速ミサイル
環球時報のインタビューに応じた中国人専門家は、「海外メディアの報道によると、日本のこの新型武器は典型的なブースター・滑空型ミサイルで、その射程距離が350−500キロならば、最高速度はマッハ5以上に達する可能性がある。言い換えるならば、国際基準に基づくと、これはブースター・滑空型極超音速ミサイルになる」と指摘した。