言葉遊びで本質を隠す
専門家は「日本側はこの武器の名称に苦心惨憺している。最初は高速滑空弾と称していたが、後に超音速滑空弾と改名した。これは名称でミサイルの特徴を暴露し、あまりにも早く海外の注意を引き起こすのを回避するためだ。しかしこの隠蔽しようとするやり方は、その動機への疑いを深めている」と話した。
多くの西側メディアは防衛省の発表を引用し、この「爆弾」は「離島防衛」に用いられると称している。しかしこれは事実上、典型的な攻撃目的の武器だ。韓国の「玄武」弾道ミサイル、朝鮮の射程距離の近いミサイルよりも先進的で、迎撃がさらに困難だ。このミサイルを用いて「離島防衛」するというが、これは攻撃的な本質を覆い隠すために過ぎない。専門家は「日本によるこの極超音速武器の開発には、技術上の制限がない。日本には固体燃料ロケットエンジンの豊富な開発経験があり、極超音速空気力学・飛行機の経験も蓄積している。技術的に見ると、日本はより大型で高速で射程距離が長いブースター・滑空型極超音速ミサイルを開発する能力を完全に持っており、周辺諸国の脅威となる」と判断した。
海外メディアも、この武器が地域情勢の不安定を引き起こすことを懸念している。星条旗新聞は、日本は自衛隊しか保有しておらず、憲法で進攻が禁止されているが、この武器の長い射程距離は隣国の懸念を引き起こすと伝えた。ジャパン・タイムズは、射程距離が長いため、滑空弾及び日本が計画する長距離巡航ミサイルは、攻撃性を持つと見なされる恐れがあると報じた。ナショナル・インタレストは、日本が中国やロシアの近隣であることを考えると、「懸念を引き起こす」という描写は軽すぎると判断した。「中露は日本と領土問題を抱えており、滑空弾の発射をより強力な武器の発射と勘違いする可能性がある」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月1日