キヤノンが出展したIDカードプリンター
本博覧会に対する期待
中国の消費者にアピールする場である国際輸入博覧会に対する期待について、山崎氏は次のように述べた。「輸入博覧会が開催されるのは今年が初めてなので、我々もどういった形で展示をするのか色々と考え、思いつく限りのインテリジェント商品を一堂に展示しました。やはりこういう大規模な展示会には多くの方が来場し直接商品を見ていただけますので、商品の利用価値やキヤノンという会社が多種多様な商品を製造していると知っていただく良いきっかけになります。そしてここからコミュニケーションを開始し、商談を始めていくスタート地点になると思っています」。
インテリジェント医療機器
中日友好ムードの中で
今年は中日平和友好条約締結40周年にあたり、10月には安倍晋三首相も中国を訪問した。広がる中日友好モードの中でのキヤノンの活躍について、山崎氏は「国の関係が良くなるのは非常にいいことだと思いますし、さらに国という意識を越えて、商品、サービス、文化などの面で、より交流が深まることを期待しています。すでに『佳能』という名前は中国の人に良く知られていると感じますし、それだけ我々も長い期間、ここで様々なコミュニケーションを展開してきました。私達の会社の理念は共生なので、どこであっても、国という意識を越えた商品や文化という視点から、より近いコミュニケーションが展開できることをいつも願って取り組んでいます」と深く頷いた。
「北京週報日本語版」2018年11月6日