トランプ米大統領は現地時間7日、ホワイトハウスで中間選挙後の記者会見を開いた。日本人記者から日本語なまりのある英語で質問されたトランプ氏の回答の一部が、現場の記者の笑いを誘った。
以下はその内容だ。
記者:大統領、経済についてどのように……
トランプ氏は質問を遮り、「どこの出身?」と聞いた。
記者:日本です。
トランプ氏:シンゾーによろしく(現場の一部記者が笑う)。
記者:分かりました。
トランプ氏:自動車の関税について満足することだろう。続きをどうぞ。
記者:大統領は米国と日本の経済・貿易問題についてどのようにお考えですか。日本への要求を増やしますか、それとも態度を変えられますか。
トランプ氏:本当にあなたが何を言ってるのか分からない。
記者:貿易についてですが……
トランプ氏:日本との貿易? 私たちは日本との貿易問題の解決に取り組んでいる。日本は素晴らしい国であり、素晴らしい首相がいる。彼は先ほど再任を決めた。彼は私の良き友人であり親しくしている。ただ彼には、日本は貿易面で米国を公平に扱っていないと伝えた。
米ニューズウィークは8日、トランプ氏と安倍氏は「まずまず良好な関係」と形容した。両氏は日本とトランプ氏のゴルフ場で、ゴルフをプレイしたことがある。しかしトランプ氏は日本に圧力をかけ、日本製の自動車と部品に25%の関税を導入するとしている。
ニューズウィークはさらに、一つの細かい点に注意した。同じ記者会見で、なまりのある女性記者が中間選挙でモスリム女性が2人選ばれたことについて質問すると、トランプ氏は同じく「何を言ってるのか分からない」と答えた。
この女性記者の隣に座っていた記者がマイクを手にし、「大統領、私はブルックリン(ニューヨーク市南部の区)出身ですので、質問の意味が分かると思います」と言った。
トランプ氏は、「そう、私はあなたの話が良く理解できる」と答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月9日