日本メディアによると、6月に新幹線の車内で3人の乗客が切りつけられて死傷した事件を受け、国土交通省は6日、梱包されていない刃物類の車内への持ち込みを禁止する省令改正案を公表した。普通鉄道と市営鉄道を含む全列車が対象となり、2019年4月1日に施行される。
『鉄道営業法』の現行の省令は可燃物などの持ち込みを禁止するが、改正後は包丁、ナイフ、なた、のこぎり、ハサミなどの刃物類が追加される。国土交通省は、管理対象を明確にすることで、駅員や車掌が違反を確認した場合、乗客を強制的に降車させるなどの対応がしやすくなるとしている。
どうしても携帯しなければならない場合は、梱包する必要がある。国土交通省が6日に発表した指導プランによると、『銃刀法』が正当な理由がなしでの所持を禁止する刃渡り6センチ以上の刃物について、刃の部分をビニール袋または皮製のケースに入れるか、ダンボールで包んで丈夫な袋に入れる必要がある。また、刃渡り6センチ以下のものも車内で使用できないため、袋に入れるべきである。
しかし、国土交通省は鉄道会社に全乗客の荷物検査を求めていないため、新規定の効果は予測が難しい。
新幹線での死傷事故は6月9日に新横浜・小田原間ののぞみの車内で発生。男が2人の女性客を切りつけ、止めに入った1人の男性が死亡した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月9日