韓国の与野党の国会議員8人が26日に独島(日本名・竹島)に上陸し、日本側から抗議を受けた。
この超党派議員団体は最大野党・自由韓国党の議員、国会外交統一委員会元委員長の羅卿媛氏に率いられた。同日午前に韓国海洋警察が独島に設置した警備施設を視察し、島を守る人員を慰問した。
羅氏らの議員団体は、独島を守る海洋警察を支援している。前回の上陸は今年8月で、その後国会で独島警備施設の修理・改築の予算増額を働きかけた。
今回は10月22日の国会教育委員会所属の超党派議員による上陸に続く、韓国の議員による2回目の集団上陸となった。
日本政府は外交ルートを通じ韓国側に抗議した。外務省の金杉憲治・アジア大洋州局長は在日韓国大使館の次席公使に対して、日本側は韓国の議員による竹島上陸を「到底受け入れられない」と伝えた。在韓国日本大使館の水嶋光一総括公使も、 韓国外務省の金容吉東北アジア局長に抗議した。
独島は朝鮮半島東部海域にあり、面積は約0.18平方キロメートル。韓国、朝鮮、日本が領有権を主張している。韓国が実効支配しており、1954年より海洋警察を駐留させている。灯台、埠頭、ヘリポートなどの施設を建設している。
韓日関係は最近、緊張を強めている。韓国政府は21日、韓日慰安婦合意に基づき設立した「和解・治癒財団」の解散を宣言し、日本側は遺憾の意を表した。韓国最高裁は10月末、日本最大の鉄鋼メーカーである新日鉄住金に対して、第二次大戦中に韓国から日本に強制徴用された労働者4人に賠償金を支払う判決を下した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月27日