デビュー以来、張本智和選手は高い技術力でファンから注目され、中国卓球界に最も脅威を与えるライバルの1人とされている。その一方で、中国人だったが日本国籍を取得し「中国チームを負かす」と発言したことで、多くのファンから「祖先が何であったかを忘れている」と不満を買っている。
中国国籍を保留する母親の張淩さんは先日、日本メディアに対し、息子の日本国籍取得に関する驚くべき裏事情を明かした。張淩さんは、心の中にこの決定に対して大きな矛盾があり、日本国籍を取得したのは息子本人の意思で、自分と夫は反対していたが、息子のプロとしての今後を考えて激しい討論をした結果、仕方なく同意したと話した。張本智和選手は卓球を始めてからプロリーグとオリンピックへの出場を強く望んできた。
1998年、張本智和選手の両親は日本に渡り、張本智和選手は2003年に誕生し、2歳で卓球を始めた。張淩さんによると、2013年、張本智和選手は小学4年生、まだ10歳だった時に日本国籍を取得したいと言った。「息子のこの考えを聞いた時、心に矛盾があった。息子の名前は張智和で、息子の本分を忘れないように名前に“本”を加えた」と張淩さん。
しかし、母親の言い分に多くのネットユーザーは納得していない。まず、張本智和選手はまだ10歳の時に日本国籍取得を言い出しており、日本人帰化が何を意味するかをまだよくわかっていなかったに違いない。子供が無意識に発した言葉を鵜呑みにし、これほど大きな決断をしたのは軽率すぎるのではないかという声が上がっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月3日