日本の農林水産省は29日、中国が新潟県からのコメ輸入の禁令を解除したと発表した。「新潟県産のもみ及びもみを加工した玄米」を含め、中国海関(税関)総署で登録されている日本の工場で加工された精米が、中国への輸出を認められた。日本経済新聞によると、中国は福島第一原発事故の影響を受け、東北地方や新潟県など10都県の全食品の輸入を停止していた。
中国海関総署は28日、新潟県からコメを輸入する際には、中国の食品安全及び植物衛生の法律・規定などの要求に合致しなければならないと強調した。29日付朝日新聞によると、中国は7年7カ月ぶりに日本の農産物の中国への輸出を認めた。日本側はこれまで、禁令の解除を求めていた。朝日新聞は、中国は新潟県が福島県から離れていることを考慮したと伝えた。
中国外交部の耿爽報道官は29日、日本のその他の地域の食品の輸入規制を全面的に解除するかについて、「原則的に、中国は輸入食品の安全を一貫して重視している。引き続き科学的な原則に基づき日本食品の中国輸入問題を処理する。双方の主管部門も意思疎通を続ける」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月30日