横田基地騒音問題、裁判所が国に賠償判決

横田基地騒音問題、裁判所が国に賠償判決。日本・東京の裁判所は11月30日、東京都郊外の在日米軍横田基地の騒音が周辺住民の生活の妨げになっているとして、国に対し総額9567万円の賠償金の支払いを命じる判決を下した…

タグ:横田基地 裁判所 騒音 賠償

発信時間:2018-12-03 14:15:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 【原告は不満】


 原告側は裁判所の判決に不満を持っており、控訴を検討している。福本道夫原告団長(69)は「裁判所の判決にはいかなる改善も見られない、徹底抗戦を続ける」と述べた。


 原告側は、横田基地が今年10月に正式にCV-22「オスプレイ」輸送機5機を配備したが、周辺住民は騒音と起こりうる事故を不安視していると訴えた。ところがこの訴えも裁判所から退けられた。


 裁判所は判決文の中で、周辺住民の不安と恐怖は理解できるが、事故のリスクは「理論上」存在するだけとした。


 このオスプレイ5機は今年4月に横田基地に入った。7月より活動が活発化し、離着陸や低空飛行などの訓練を実施し、周辺住民から懸念されている。


 防衛省は軍事機密を理由に、米軍が東京にオスプレイを配備する理由を説明していない。オスプレイにより米軍特殊部隊は迅速に行動し、情報を偵察・収集でき、抑止力の強化につながるとのみ説明している。


 オスプレイによる事故は近年多発している。米軍普天間基地所属のオスプレイが昨年8月、大分空港に緊急着陸した。米軍パイロットは着陸前に、空港の管制塔に「エンジントラブル」と報告していた。米軍のオスプレイが2016年12月、沖縄周辺の海上に不時着した。パイロット2人が負傷した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月3日

 

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