シンガポール華字紙『聯合早報』(電子版)は10日、NHKの報道を引用し、日本の海上自衛隊が手不足の問題を解消するため、潜水艦の乗組員に女性を起用することを決定したと伝えた。
報道によると、潜水艦は艦艇の中でも特にスペースが狭く、プライバシーの確保が難しいことなどから、海上自衛隊の現場部隊で唯一、男性隊員だけを乗組員としてきた。2023年度から本格化する計画で、2019年度より対象となる潜水艦3隻を順次改修して女性専用の区画を設けるなど、プライバシーの確保に配慮する。潜水艦1隻当たりの女性隊員の数は定員のおよそ1割にあたる6人にする計画だ。
少子高齢化が日増しに深刻になり、自衛隊は手不足の問題に直面している。これは日本の国防の基盤を揺るがしている。この問題を解消するため、防衛省は今年10月から、新たに採用する現場自衛官の年齢の上限を26歳から32歳に引き上げ、就役期間を延長している。
6日付朝日新聞によると、自ら志願して入隊する若者の数では部隊の需要を満たし難く、海上自衛隊は手不足が特に深刻だという。海の上を漂いネットに接続できないことなどが、日本の若者が海上自衛隊を敬遠する理由になっている。そこで海上自衛隊は今年5月より、乗組員に個人の携帯電話を使い軍艦のサーバーにメールを送り、それから定期的に外部にメールを送信することを認めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月13日