12月13日は南京大虐殺81周年であり、5年目となる南京大虐殺犠牲者国家追悼日でもある。大虐殺の犠牲者を追悼し中国侵略日本軍の残虐な罪を暴露するため、日本の識者は広島・大阪・名古屋などの各地で祈念活動を開き、歴史を銘記し両国の平和・友好の未来を切り開くよう呼びかけた。新華網が伝えた。
南京大虐殺の生存者である常志強氏の娘、常小梅氏が主催者から招待され、日本を訪れた。父の証言を語り、日本の人々に日本軍が犯した筆舌に尽くしがたい罪を暴露した。「中国侵略日本軍の暴行への告発を、南京大虐殺生存者の高齢化や死去により終わらせてはならない。大虐殺生存者の子供として、父に代わり日本の人々に歴史の真相を伝える責任と義務がある」
南京師範大学の張連紅教授は日本の人々に、西側の記者、宣教師、外交人員などが記録した南京大虐殺に関する報道、写真、史料などを紹介した。当時の国際社会の視角から、中国侵略日本軍による非戦闘員の大虐殺、女性の強姦、財産の略奪といった残酷な行為を暴露した。
活動に集まった多くの人々は、南京大虐殺の生存者本人による血なまぐさい経験、当時の写真や報道など確かな証拠が暴く残忍な真相は、非常にショッキングだと話した。
大阪の祈念活動に参加した田中さんは記者に、「私の大学の専攻と仕事は中国と関連している。中国人との交流により一部の歴史の真相を知り、この歴史をより深く学びたいと思うようになった。生存者の経験はショッキングで、歴史の真相を次の世代に伝える必要がある」と述べた。
名古屋の祈念活動に参加した歴史を専攻する女子大生は、記者に「戦争の歴史の真相を理解するほど平和の尊さを認識できる。この歴史への理解を深め、また南京を訪れ多くの生存者の証言を聞きたい」と話した。