日本政府は21日に総額101兆4600億円の2019年度予算案を閣議決定し、初めて100兆円の大台に乗った。うち防衛予算は5兆2600億円で、7年連続の増加。
2019年度は同年4月1日から始まり、日本の新たな「中期防衛力整備計画」の初年度となる。日本政府は18日に同計画を決定した。日本の今後5年間の防衛予算は計27兆4700億円にのぼる。
新年度の防衛予算には、陸上配備型ミサイル防衛システム「イージス・アショア」2基の関連経費2404億円が含まれる。日本政府は同システムを東北地方の秋田県秋田市、西日本の山口県萩市に配備することを検討している。日本メディアの報道によると、同2基の防御範囲は日本全国をほぼ網羅する。
防衛予算によると、日本は米国からF-35Aステルス戦闘機6機を調達するため681億円を費やす。防衛省は916億円の申請を予定していたが、予算削減のため日本での組み立てを行わないことを決定した。