JR東日本は7日未明、東京都の山手線で電車の自動運転試験を行った。同社は都市部の電車の自動操縦の早期実現を目指している。
山手線は東京都で利用者が最も多いレール交通路線の一つだ。東京、品川、新宿、池袋など29駅を持つ山手線の全長は約35キロで、東京都心を約1時間かけて1周する。
日本メディアの7日の報道によると、JR東日本は同日未明、終電後の山手線で自動列車運転装置(ATO)を使った自動運転試験を行った。最新のE235系の11両編成に、同社が開発したATOを搭載。列車は自動運転モードで山手線を約2時間かけて2周した。運行中には列車の自動加速、減速、駅停車などの各種自動運転機能を検証した。最高時速は約80キロ。
試験運行中、操縦士は発車の際にボタンを一度押しただけで、その後は操作することなく車両の運行状況を見守った。
電車は日本のレール交通の重要な構成部分だ。JR東日本は、今後も電車の自動運転試験を続け、自動操縦の早期実現を目指し、今後の操縦士不足に対応すると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月7日