安倍氏、二島返還で平和条約締結を検討か

安倍氏、二島返還で平和条約締結を検討か。日本メディアは21日に政府筋からの情報として、係争中の島のうち二島が返還されれば、日本はロシアとの平和条約締結に応じる可能性があると報じた…

タグ:平和条約 係争 戦略 交渉

発信時間:2019-01-22 15:26:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 【譲れぬライン】


 共同通信によると、安倍氏は四島返還という立場を貫けば交渉が膠着状態に陥り、さらには色丹島と歯舞諸島の返還の可能性にも影響が及ぶことを意識したように見える。そこで安倍氏は二島返還の戦略を検討している。


 安倍氏に近い政府高官は、日本が四島返還を求めても、「プーチン氏は絶対に同意しないだろう」と述べた。


 日本政府筋によると、安倍氏はこれまでのプーチン氏との会談で、日ソ共同宣言に色丹島と歯舞諸島の内容が含まれることに言及した。安倍氏はプーチン氏に、これは日本側にとって「交渉の余地なき譲れぬライン」と伝えた。消息筋によると、プーチン大統領は「理解」を示した。


 しかし安倍氏の二島返還の考えは、日本国内で批判を浴びる可能性がある。共同通信によると、安倍氏は世論の動向に探りを入れてから決定する方針だ。


 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は今月、南クリル諸島の返還を求めることは国連憲章に違反すると日本側を批判し、南クリル諸島はロシア領という第二次大戦の結果を認めるよう呼びかけた。


 安倍氏の訪露を控え、ロシアでは数百人の市民が20日に首都モスクワで集会を開き、ロシアが領土問題で日本に譲歩することに反対した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月22日

 

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