韓国文化体育観光部が26日に発表した世論調査の結果により、韓国人の8割以上が日本統治時代の植民の残骸が未だ取り除かれていないと感じていることが分かった。26日付シンガポール華字紙『聯合早報』が、韓国メディアの情報を引用し伝えた。
韓国ギャラップは文化体育観光部の委託を受け、2月1−8日にかけて全国の成人を対象にアンケート調査を行なった。有効回答数は1004票。その結果によると、「植民の残骸が未だ取り除かれていない」は80.1%で、「完全に取り除かれた」は15.5%だった。取り除かれていない理由については、「政界関係者、高官、財閥には依然として多くの親日派の末裔がいる」が48.3%を占めた。
日本に対する好感度について、「好感はない」は69.4%、「好感がある」は19%。韓日が未来志向の関係を構築するため、「日本は歴史問題について謝罪し、被害者に賠償を行うべき」は40.6%で、「両国は韓日共同の歴史研究を展開すべき」は25.4%。
韓国調達庁は26日、同庁が2012年より「日本人名義帰属財産の国有化」プロジェクトを開始してから、日本統治時代に日本人に強奪された227万平方メートルの土地(価値にして869億ウォン)を取り戻したと発表した。残された財産も来年中にすべて取り戻す予定だ。