日本のトヨタ自動車が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力し、月面ローバーを開発することになった。共同通信が6日、複数の消息筋からの情報として伝えた。
トヨタとJAXAは日本の首都・東京で12日に開かれるシンポジウムでこの協力計画を発表する予定だ。トヨタの寺師茂樹副社長と、JAXA理事で宇宙飛行士の若田光一氏が出席する。
JAXAは2020−21年に月探査機を打ち上げ、定点着陸を実施する予定だ。探査機は月面の火山地帯を研究するため用いる月面ローバーを搭載する。
これはトヨタの「未来のクルマ」という理念と火花を散らす。トヨタは事業拡大中で、自動運転などの機能を研究している。未来の交通の需要を満たし、自動車メーカーから「移動する」企業にモデルチェンジ・アップグレードしようとしている。
JAXAは先月22日、探査機「はやぶさ2」を地球から約3億キロ離れた小惑星「りゅうぐう」に着陸させた。JAXAは今月5日に着陸の動画を発表した。探査機が試料採取のため金属弾を発射し、再び上昇する際のジェット噴射により砂と岩石が舞い上がる光景などが記録されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月11日