中日両国 > 増値税率引き下げ、経済の高品質発展を促進
増値税率引き下げ、経済の高品質発展を促進。
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国務院常務会議が今週さらなる方針を示すと、財政部、税務総局、海関（税関）総署は21日、増値税改革の深化に関する政策の公告を共同発表した。これは4月1日に始まる増値税率引き下げが、操作の段階に入ったことを意味する。
増値税率引き下げはどれほど大きな影響を生むのだろうか。これについては次の数値で十分に説明できる。中国の昨年の15兆元以上の税収のうち、増値税が4割弱を占める。中国最大の税目であり、1％引き下げられただけでも1000億元規模の減税になる。
中国社会科学院の高培勇副院長は「私は財政・税制研究に40年以上従事しているが、今回の増値税率調整はかつてないほど大規模だ。増値税は間接税であり、その減税効果は控除メカニズムを通じ伝わっていき、全体に影響を及ぼす」と述べた。
増値税の6割弱を占める製造業などの業界にとって、今回の3ポイントの引き下げは長く期待してきた負担削減の「恵みの雨」だ。
広西柳工集団を例とすると、同集団の今年の減税額は初歩的な見積もりによると1億3600万元となる。うち増値税は1億2100万元で、都市維持建設税及び教育費付加と地方教育費付加が1500万元。
福建三棵樹涂料股份有限公司の洪傑会長は、「増値税率引き下げは企業に実益をもたらす。製造業の増値税率は昨年1ポイント引き下げられ、当社の減税額は945万元だった。今年は3ポイント引き下げで、通年で4000万元以上の資金を節約できるはずだ」と話した。
増値税率引き下げにより、減税効果も製品生産側から消費側に伝わる。
記者の調べによると、自動車メーカーはすでに、増値税率引き下げに伴う製品価格引き下げを発表している。中国鉄路総公司も、交通運輸業の増値税率引き下げにより、鉄道貨物運送料を引き下げ、さらに鉄道物流コストを引き下げると宣言した。
同公告はさらに、一部貨物サービスの輸出税還付率を調整した。調整後の輸出税還付率は5段階を維持し、16％、13%、10%、6%、0%から13%、10%、9%、6%、0%に調整。
また域外旅客が税率13％が適用される貨物を購入する場合、離境税還付率は11％のまま。9％の貨物の場合、8％に調整される。
中国財政科学研究院の劉尚希院長は「増値税率引き下げは包括的減税だ。製造業の税率が16％から13％に引き下げられるが、これは各業界に影響を及ぼす。増値税基本税率の引き下げは、経済発展のモデルチェンジ・アップグレードにおける重要な点をつかんだと言える」と指摘した。
新たな増値税改革は8年目を迎え、66年に渡り施行された営業税が歴史の舞台から姿を消した。増値税制度は税率引き下げと税制簡素化により企業のコストを引き下げ、雇用安定、安定成長、経済モデルチェンジ・アップグレード支援の積極的なシグナルを発した。高品質発展に向かう中国経済にとって、増値税改革の深化は経済モデルチェンジ・アップグレードを促す大きな措置だ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年3月22日
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