普天間基地移設問題で再び一波乱が生じている。政府が25日に移転先の辺野古で新たに作業を開始し、現地人から抗議を受けた。
政府は昨年12月、名護市辺野古の米軍基地新設区域のうち、面積約6ヘクタールの海域で埋立作業を開始した。現地時間25日午後3時頃、政府は別の約33ヘクタールの区域への土砂投入を開始した。
日本メディアの報道によると、100人以上の市民が同日、移設先に近いキャンプ・シュワブ周辺で抗議活動を行った。さらに数十人がゴムボートに乗り海から施工エリアに接近し、政府による移設強行に反対した。
沖縄県の玉城デニー知事は今月19日、安倍晋三首相と東京で会談した際に、辺野古の施工停止と1カ月の交渉期間の設定を求めたが拒否された。
普天間基地は沖縄県宜野湾市にある。住宅地に近いため、これまで批判を浴びてきた。日米政府は同県名護市の辺野古への移設で合意している。沖縄県民はこれに強く反発し、県外移設を求めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月26日