F-35が墜落、米メディアは「奇想天外」な憶測も

F-35が墜落、米メディアは「奇想天外」な憶測も。米国メディアは奇想天外な憶測をしており、まったく理にかなっていない。米軍はF-35を第4世代最強の戦闘機と標榜し、中国とロシアに対抗する空の武器と称している…

タグ:空自 戦闘機 F35  軍機 墜落 海兵隊

発信時間:2019-04-11 15:22:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の防衛省は10日、前日夜に日本から東の太平洋の上空で訓練中に交信が途絶えたF-35ステルス戦闘機が墜落したことを確認した。日本と米国は現在、パイロットと残骸の捜索を行っている。この日本で組み立てられ十数日前に配備されたばかりの米国最新の戦闘機の墜落を受け、米メディアは墜落原因を真剣に分析するのではなく、中露が先に残骸を発見することで米日の空軍の優位性が失われると喧伝している。米FOXニュース(電子版)はさらに、「F-35が沈没した太平洋の海底で、我々は冷戦以降で最大規模の水中スパイ合戦を目にするかもしれない」と憶測した。これについて中国の複数の軍事専門家は10日、環球時報のインタビューに応じた際に、このような「中露の脅威」の喧伝は完全にでたらめであり非常に無責任だと表明した。


 岩屋毅防衛相は10日、次のように発表した。青森県から北東の太平洋の海域で発見された尾翼の一部が、前日に付近の空域で訓練中に交信が途絶えた航空自衛隊三沢基地所属の最先端のF-35Aステルス戦闘機の残骸であることが確認されたため、同機がすでに墜落したと断定できる。航空自衛隊の広報担当者も同日、同機は9日夜7時27分に三沢基地から135キロ離れた海域で急にレーダーから姿を消したと述べた。当時、この海域・空域の気象状況は良好だったという。自衛隊はその後、複数の捜索救助機と艦艇を派遣した。同機のパイロットは現在も行方不明。防衛省は特に、同機を操縦していたのは40代のパイロットで、F-35Aを60時間以上、その他の軍機も3200時間以上操縦している経験豊富な3等空佐だったと強調した。


 ロイター通信によると、墜落したのは日本で初めて組み立てられたF-35Aだった。その価値は140億円にのぼり、米国から直接調達するよりも高くつく。同機を組み立てた三菱重工の広報担当者は、本件について今のところコメントを控えると述べた。報道によると、F-35Aの墜落事故は世界初だ。昨年9月には海兵隊のF-35Bが米サウスカロライナ州で墜落していた。


 米CNNによると、この墜落機は日本の13機のF-35のうちの1機だ。日本は11日前にF-35中隊を発足したばかりだ。日本は残りの12機の飛行を停止している。報道によると、F-35は世界で最も先進的な軍機で、現在は3つの型式を持つ。F-35Aは空軍仕様。F-35Bは短距離垂直離着陸仕様。F-35Cはカタパルト発艦空母の艦載機仕様だ。日本は米国を除くF-35の最大の購入者であり、F-35Aを計105機調達すると発表していた。日本はさらにF-35Bを42機調達し、いずも型ヘリ空母に使用し、これを正真正銘の空母にする予定だ。配備完了後、日本は第二次大戦後で初めて真の空母を手にする。さらに太平洋地域では韓国と豪州もF-35を調達し、配備している。CNNによると、F-35の先進的な情報ネットワーク戦の能力により、ユーザー間の(情報の)隙間なき連結が可能だ。F-35は「中国が追加配備を続けるJ-20、J-31などのステルス戦闘機の手強いライバル」だという。


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