日本メディア:華為のチップ設計はアップルに迫った

日本メディア:華為のチップ設計はアップルに迫った。

タグ:華為のチップ設計

発信時間:2019-04-26 15:35:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 『Nikkei Asian Review』は4月24日、「華為(ファーウェイ)のチップ設計分野はアップルに迫った」という独自の分析を論じた。華為が生産したチップは世界をはるかにリードし、科学技術大手のアップルの商品に匹敵するという。


 5G時代の到来に伴い、4G携帯電話の華為Mate 20 ProとiPhone XSは衰え始めているが、華為のチップのCPUとモデムはアップルが設計した半導体に迫っているとわかる。5Gチップ技術において、華為はモバイルチップの世界のリーダーであるクアルコムと拮抗する能力を有することを示す証拠もある。クアルコムの半導体はアップルの5G iPhoneに極めて重要だが、アップルは最近、クアルコムとの長期にわたる特許争いを解決したばかりである。


 システムを分解して解説するテカナリエは、華為もアップルも先進的機能を有するチップを開発したと分析。両者の幅はともに7nmで、幅が狭いほどチップの計算能力と省エネ能力は高い。テカナリエによると、2018年末時点で、実際に使用されている7nmチップは3種類しかない。日本のチップメーカーのルネサスエレクトロニクスの元チーフエンジニアでテカナリエCEOの清水洋治氏は、「華為の開発能力はアップルに迫り、越えたともいえ、世界トップクラスのレベルを誇る」と述べた。


 華為が2004年に設立した全額出資子会社の海思半導体はチップを設計している。海思は無晶円廠(Fabless Semiconductor Company)のチップ会社で、同社は自社製品を生産しないことを意味する。海思はメディアに情報をほとんど公開しておらず、技術と運営の規模も明かしていない。


 日経電子版が得た販売情報によると、2017年、華為の秘密チップ製造部門はグループ以外の会社に10億ドル相当以上のチップを販売した。イギリスの調査会社IHS Markitは、海思の2017年の売上高は40億ドルだと予想する。また資料によると、海思はテレビと防犯カメラ用のチップも販売。同社は3月末に北京で開かれた中国コンテンツ放送ネットワーク博覧会(CCBN)にブースを設置し、テレビのチップを展示した。華為の事業規模はクアルコムより小さいが、急成長している。2018年の海思の売上高は55億ドルに達し、クアルコムは約166億ドルになると予想される。1990年代初期、海思の前身は自社のチップを開発した。


 急成長しているが、海思は自社のチップを設計、製造しない。同社はイギリスのチップ会社Armホールディングス知的財産権(日本のソフトバンクグループが一部を所有)を使用する。また、世界最大のチップOEM業者の台湾積体電路製造(TSMC)にも製造を外部委託している。報道によると、今年初め、華為は供給業者により多くの生産分を中国にまわすように求めた。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月26日

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