トランプ氏と安倍氏の「新蜜月」、すべてが甘くはならず

トランプ氏と安倍氏の「新蜜月」、すべてが甘くはならず。トランプ氏は今回の訪問で、日本の優勝力士に初めて杯を贈った米大統領になった。また初めて日本の新天皇と会談する外国首脳になり、さらに日本の軍艦に乗艦する…

タグ:トランプ 貿易 朝鮮 関税

発信時間:2019-05-27 13:44:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米国のトランプ大統領は日本を国賓訪問中、画面映りに注意し、セレモニーの雰囲気を醸し出した。「日差しが麗らかなゴルフ場、Wバーガー、相撲観戦の貴賓席、ディナーの焼き鳥。これはトランプ氏の最良のグローバルパートナーになろうとする、日本の安倍晋三首相による仕掛けの一部だ」米CNNは26日、トランプ氏の2日目の訪日をこのようにまとめた。トランプ氏は同日夜、ツイッターで安倍氏からの招待に謝意を示し、「嬉しいことばかりだ」と投稿した。巨大な米大統領杯、たくましい日本の力士、安倍氏と握手し笑みを浮かべる写真を合わせると、一部メディアによる「米日の新たな蜜月」という説を黙認しているかのようだ。


 トランプ氏は今回の訪問で、日本の優勝力士に初めて杯を贈った米大統領になった。また初めて日本の新天皇と会談する外国首脳になり、さらに日本の軍艦に乗艦する。25日付ワシントン・ポストは「しかしこのすべてが象徴的なものであることは間違いない。また両国が重大な貿易協定に署名する可能性は低い。しかし米日首脳は今回のシャッターチャンスを逃さず、両国民に日米同盟の重要性を認識させた」と論じた。


 しかしすべてが甘かったわけではない。トランプ氏は27日、日本の拉致被害者家族と会談する。トランプ氏は26日にゴルフをプレイする前にツイッターで、朝鮮が「小さな武器」を発射したが、「不安を感じていない」とし、また「金委員長が私への約束を守る」ことを信じていると投稿した。CNNは、トランプ氏は訪日2日目で安倍氏との安全問題の食い違いについて強調したが、これは「驚きの始まりだ」と伝えた。安倍氏は先ほど朝鮮のミサイル発射が安保理決議に違反するとして、朝鮮への制裁強化を求めていた。


 トランプ氏は25日夜、航空機を降りてから真っ直ぐ在日米国大使館を訪れ、日本のビジネス界のリーダー数十人と会談した際に、日米貿易赤字の問題について言及した。「日本は長年に渡り米国から得をしてきた」「これはあなたたちが私を好きな理由だろう」と述べ、さらに日本のビジネス界に対して、米国への投資を強化するよう促した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月27日


 

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