日本のサービス業は専門的で細やかなことで知られているが、家事サービスも例外ではない。日本の家事サービスはアルバイト・パートが中心で、細かいマニュアルと従業員の職業訓練を重視する。顧客の需要に応じて的を絞った高品質サービスを提供する。
日本の家事サービスは「家事代行」とも呼ばれる。ベアーズは企業及び個人向け事業を展開する業界トップの企業だ。事業範囲には一般的な家事サービスの他に、育児、高齢者サービス、ホテルやオフィスビルの清掃などが含まれる。取引先には多くの有名企業がある。記者はこのほど同社の高橋副社長のインタビューを行った。
高橋氏によると、日本の家事サービスの歴史は浅い。彼女は90年代に香港で生活中に、フィリピン国籍の家政婦を雇い、生活が楽になったと感じた。同時に彼女は日本にこのようなサービスがほとんど存在しないことに気づき、夫と1999年に帰国後、自ら企業を創設した。
当時は夫婦で企業を経営し、自ら利用者の自宅を訪問しサービスを提供していた。今や企業の正社員数は200人以上で、サービス担当者が5000人以上在籍している。利用者に毎年サービスを50万回提供している。高橋氏によると、「家事代行」という言葉は彼女たちが作ったもので、その後日本で類似する多くの企業が誕生した。
高橋氏によると、子供がいる共働きの家庭が、利用者の半数を占めるという。残りの半数は専業主婦の家庭、単身者、高齢者が中心だ。中国と異なり、日本には住み込みの家政婦はほとんどいなく、時間区切りのサービスを提供する。これは日本の人件費が高く、また日本人がプライバシーを重視し、他人と一緒に住もうとしないからだ。サービス担当者も利用者の自宅に住もうとしない。また不在中のサービスを利用したがる人も多い。