中国オリジナルの歴史オペラ『鑑真東渡』が8日、米ロサンゼルスのパサデナ劇場で上演された。西洋のオペラという芸術形式により、東洋で千年に渡り伝わる文化交流を活き活きと語った。
本作は江蘇省演芸集団が創作した。唐の高僧・鑑真が日本の遣唐僧・栄叡からの招待に応じ、6度に渡り日本に渡ろうとした史実に基づく。鑑真が海難事故や病気などの5回の失敗を経て最終的に東の日本に渡り、仏法と中国文化を伝授した話を芸術的に再現した。
張平・駐ロサンゼルス中国総領事は挨拶の中で、「鑑真東渡は古代中国と他国の異なる文明間の交流及び相互参照を活き活きと表現している。この物語は唐の時代に起きたが、現在の世界に対しても重要な現実的意義を持つ。我々は鑑真東渡の精神に学び、異なる文化間の交流と対話を強化し、共に進歩するべきだ」と述べた。
現地の観客は「ダンスとイルミネーションが美しかった。俳優はのびのびとした演技で、鑑真が東の日本に渡った物語を舞台で再現した。音楽と歌声により文化交流及び意思疎通の架け橋を築いた」と述べた。
本作は8、9日にロサンゼルスで上演され、その後22、23日にNYリンカーン・センターの劇場で上演される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月10日