中国工業・情報化部は先ほど正式に、中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電に5G商用ライセンスを発行した。国際社会は、これは中国の5Gネットワーク建設の重要な一歩であり、世界のモバイル通信産業の発展を促すと論評している。
中国4社が5G商用ライセンスを獲得した翌日、ロシアのプーチン大統領はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムにて、「ロシアは平和と相互尊重を踏まえた上で互恵協力を展開したい」という態度を示した。プーチン氏は特に「中国はパートナーと技術の研究開発の成果、特に5G技術を共有しようとしている。この措置は重要な優位性を築き、経済発展モデルを変える」と述べた。
ロシアの有名通信企業・MTSのアレクセイ・ゴルニャ会長は、「中国政府部門は中国企業に5Gネットワーク周波数帯を割り当てている。後者はその通信網を使い5Gネットワークの敷設を加速する。この割当と展開の構造は合理的かつ透明で、ロシアは5G通信の発展でこの成功モデルを参考にするべきだ」と話した。
ゴルニャ氏は、露中双方が先ほど調印した5Gプロジェクト協力パートナー協定について、「この協定は両国通信企業の戦略的協力の展開を推進し、ロシアの5Gネットワークの早期商用化の基礎を固める。また露中経済貿易関係の持続的な発展を促す」と指摘した。
独ハンデルスブラット紙(電子版)は、「中国は予想よりも早く5G商用ライセンスを発行し、周波数帯の割当により5G建設のペースを上げ、多くの欧州諸国の先を走っている。欧州諸国の約3分の1が、5G周波数帯入札の日程表を作っていない」と報じた。
米フィッチは先ほど発表した分析報告の中で、「中国の5G発展は規模効果、穏健な中央協調政策、専門技術によるものだ。中国の5G展開は安定的に進められている。ライセンスを獲得した中国企業には整ったサプライチェーンがあり、多くのモバイル端末ユーザー数も5G発展を促す」と分析した。
米有名テクノロジーサイト「TechCrunch」は、「ネットワーク設備メーカー、スマホメーカー、チップメーカー、アプリ開発会社などの5G各企業が取り組みを強化し、中国の5G発展のチャンスをつかもうとしている」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月12日