習近平国家主席が日本の大阪で開催される第14回20か国・地域首脳会合(G20サミット)に出席する前、国務院新聞弁公室は関係者と共に大阪で各種人文交流活動を開催している。中日両国の交流と協力に新たな活力を注ぎ、民心相通ずる文化的に理解しあう良好な雰囲気を醸成している。
「開放型世界経済の共同構築に関する国際フォーラム」は、中国社会科学院と中国日報が主催し、アジア開発銀行研究所、日中科学技術文化センターが共催。フォーラムは多国間主義を守り、開放的・多元的な世界経済を構築するため共通認識を形成し、知恵を捧げ、人類運命共同体の構築を推進するため新たな貢献を成し遂げることを目指した。中日及び世界の重要経済国の200人以上の当局者、国際機関の代表者、専門家・学者らが出席した。「世界の政策の連携を強化し、世界経済の成長を促進」「多国間主義を守り、グローバルガバナンスを改善」「北東アジアの団結と協力を強化し、開放型経済の新たな高地を建設」などをめぐり議論を掘り下げた。
「中国アニメ・漫画の日本ツアー 水墨の中から来る」は、中国のアニメ・漫画が初めて「国家代表チーム」として日本を訪れるイベントで、新中国成立から70年に渡る中国のアニメ・漫画芸術の130以上の優秀作品が含まれる。『大鬧天宮』『小蝌蚪找媽媽』『山水情』など「中国アニメ学派」の有名作品のほか、『美麗的森林』『大魚海棠』『白蛇:縁起』など近年の中国らしい傑作も含まれる。同時に中国の新世代を代表する漫画家による優秀作品も展示された。手塚プロダクションの松谷孝征社長は「アトムと孫悟空が海を渡って再会した。先人の精神を受け継ぎ、この友好と尊重を伝え続けることを教わった」と述べた。
「中国テーマ書籍展示・販売月間」は、『習近平 国政運営を語る』を含む日本語版・英語版などの各言語に翻訳された600種以上の中国の書籍を集中的に展示した。中国の政治・経済・文化などの各方面の内容が含まれ、中華文化の独特な魅力、現代中国の発展と進歩を示した。日本の読者に向け中国を読み解き理解する窓を開いた。
「友好の輪 和と美の世界」をテーマとするトキ文化展も開催された。大阪市立自然史博物館は中国・日本・韓国のトキに関する文書、実物資料、貴重な映像など百点を展示し、トキという世界の絶滅危惧種の美しさを全面的に示した。中日韓のトキ関連資料が日本で展示されたのはこれが初。イベントに参加した中日韓3カ国の関係者は、手を携えトキを守る話には特殊な意義があり、「人類運命共同体」の理念をよく反映していると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月27日