韓国・聯合ニュースは4日「韓国側は外交的手段による報復を決定した。両国の貿易紛争がどう推移するかが大変注目される。韓国大統領府は同日、WTOに訴えることに繰り返し言及した。これは報復措置がさらにスピードアップすることを意味する」と報じた。
今回輸出規制の対象となった「高純度フッ化水素」「レジスト」「フッ化ポリイミド」はスマートフォンやチップの製造に使用される重要な材料であり、日本企業が世界で圧倒的シェアを占める。そして半導体産業は韓国経済の主要な柱の1つだ。朝鮮日報が引用した韓国貿易協会の資料によると、韓国企業の対日依存度は高純度フッ化水素で43.9%、レジストで91.9%、フッ化ポリイミドで93.7%に達する。
韓国の洪楠基・副首相兼企画財政部長官は4日、WTOへの提訴が「唯一の案ではない」と述べた。WTOの仲裁には長い時間がかかるためで、韓国側は国内法と国際法に基づき措置を講じるとした。ロイター通信は、この発言について、対日報復措置を講じる可能性をはっきりと示したものだと報じた。
韓国の世論調査機関が4日発表した世論調査では、WTOへの提訴など国際法レベルで日本側の輸出規制に対処することを支持する人が45.5%、経済報復を支持する人が24.4%、韓国側が譲歩し、外交的に解決することに賛同する人が22%となった。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年7月8日