留学生を引き込むため、日本は近年、「スーパーグローバル大学」プロジェクトを開始した。同プロジェクトに参加する日本の大学は国内、さらには世界で高く評価されている。プロジェクトを通して日本に留学する外国人学生は、日本語を習得しないで英語授業プロジェクトに直接参加し、日本語の授業を無料で受けることができる。そのほか、日本は手厚い奨学金を提供し、留学生の日本での就職規制を緩和し、より多くの留学生を引き込もうと取り組んでいる。
文部科学省は2009年に「留学生30万人計画」を開始し、英語で留学生に授業を行う措置を重点的に推し進め、2014年には「スーパーグローバル大学」プロジェクトを開始し、留学生の誘致に力を入れている。ここ数年、日本の留学生数は最高記録を更新し続け、留学生誘致政策の効果を上げている。しかし、国際競争および日本国内に「東京一極集中」と「地方消滅」などの問題がある中、今後の日本の留学生誘致、教育グローバル化の推進は困難に直面することが予想される。
日本の留学生数が過去最高に
独立行政法人日本学生支援機構が2017年12月に発表した最新の『外国人留学生調査報告』によると、2017年5月1日時点で、日本の留学生数は26万7042人で前年比2万7755人、前年同期比11.6%増加し、過去最高となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月3日