韓日外相会談が決裂 青瓦台は「最悪の事態」に備える

韓日外相会談が決裂 青瓦台は「最悪の事態」に備える。バンコクの韓日外相会談は55分に渡り、終始冷ややかなムードが漂い、その中には一触即発の緊張感もあった…

タグ:貿易摩擦 交渉 輸出 韓国 

発信時間:2019-08-02 11:32:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 バンコクの韓日外相会談は55分に渡り、終始冷ややかなムードが漂い、その中には一触即発の緊張感もあった。1日付韓国・朝鮮日報によると、韓国の康京和外相と日本の河野太郎外相が同日、タイのバンコクで会談した。日本が先月4日に対韓輸出規制を開始してから、韓日外相が会談するのはこれが初めてだった。報道によると、両氏の表情はぎこちなく、メディアの写真撮影の時も相手を見なかった。韓国外交部筋によると、両氏の会談は終始緊張ムードの中で行われた。会談後の韓国側の発表を見ると、双方が真っ向から対立し、ついに妥協点を見いだせなかったことが分かる。


 韓国KBSテレビの1日の報道によると、両氏はバンコクで、日本による韓国の「ホワイト国」除外などの貿易摩擦について議論した。双方は立場の差を確認するに留まり、いかなる結論も導き出されなかった。韓国外交部の職員は同日、韓日外相会談終了後、日本側の態度に大きな変化はなく、双方の間に大きな意見の食い違いが残されていると述べた。情報によると、康氏はホワイト国から除外されれば両国関係がより悪化し、韓国側がそれを深く憂慮していると述べた。康氏は同日記者に、日本には両国外交部門の対話継続の必要性を説明しており、事態のさらなる悪化を回避するよう日本側に呼びかけたと表明した。


 しかし日本側は会談で、ホワイト国除外に関する立場を明確に示さなかった。韓国の聯合ニュースによると、河野氏はホワイト国から外すなという韓国側の要請を拒否し、これを安全保障を目的とする正当な措置であるとした。


 韓国政府は、日本が2日、韓国をホワイト国から除外する輸出貿易管理令の改定案を閣議決定すると見ている。康氏は、ホワイト国除外が決まれば、韓国側も対策を講じると表明した。日本が国家安全を口実に対韓輸出を規制することから、韓国側も韓日安全協力関係を見直さざるを得ないという。これについて、韓国側が事の成り行きによっては、軍事情報包括保護協定を破棄する可能性があると分析された。


 韓国・青瓦台の関係者は1日、日本政府がホワイト国から除外する可能性が高い状況下、韓国側は日本が最終決定を下す前に、引き続き外交の手段により問題解消を目指すと表明した。同氏は米国側が2日に予定されている韓米日外相会談で調停に乗り出す可能性について、韓日貿易摩擦が解消されるかについては予想できないが、韓国側はすべての形式の対話を積極的に考慮すると述べた。韓国は外交の手段により日本の対韓輸出規制問題を解消する立場を貫くという。米国のポンペオ国務長官はバンコクの記者会見で、韓日両国に「緊張緩和と前進の手段」を模索するよう呼びかけた。ところが青瓦台は、韓国側の外交による解決とは、韓日両国が席に着き協議することを指すとしている。

 

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