韓国政府は最悪の状況を想定して準備をしている。韓国KBSテレビによると、文在寅大統領は同日午前10時30分から12時45分にかけて青瓦台の関連部門の長官と会議を開き、日本の対韓輸出規制に関する報告を重点的に聴取し、関連部門の長官と対策を講じた。情報によると、日本が正式にホワイト国除外を発表した場合、文氏はビデオメッセージを発表する可能性がある。
聯合ニュースは1日の社説で「日本政府が韓日関係を崖下に突き落とさないことを願う。韓日貿易戦争勃発後、外相の顔合わせは今回が初めてだったが、日本側の態度は頑なで、外交ルートによる問題解決を願う韓国側の努力を見て見ぬふりした。これは遺憾だ。注意すべきは、日本が安全保障を口実に韓国に経済報復を続けるならば、安保面で韓国からの協力は得難い。これは韓国側が軍事情報包括保護協定が破棄される可能性を強調している理由でもある」と論じた。
訪日中の韓国代表団は、7月31日に自民党の二階俊博幹事長と会談を予定していたが、ドタキャンされた。自民党は先ほど会談を1日午前に延期することを提案していたが、その後また内部会議を理由に急きょキャンセルした。日本が受け入れがたい理由により会談をキャンセルしたことは、外交のマナーに大きく背くと指摘されている。
韓国・ニューシスによると、ソウル市中心の光化門広場付近で、韓国人男性(72)が日本の経済報復に抗議し焼身自殺を試みた。消防及び緊急救助部門の人員が直ちに現場に駆けつけ、男性を病院に緊急搬送した。男性は現在危篤。男性のバッグが付近で見つかり、中には「日本に経済報復の撤回を求める」と書かれた紙、それから慰安婦関連書籍が入っていた。
聯合ニュースは「韓国政府は植民地時代の徴用工への賠償問題について解決策を提案しているが、日本側はこれに不満であれば外交ルートで引き続き協議できる。韓日の対立の戦線を安保に拡散すべきではない。最悪の事態を避けるため、日本政府が独断専行を続け一国主義的な行動に固執しないことを願う」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月1日