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発信時間：2019-09-05 14:11:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　日本軍国主義の象徴とされてきた旭日旗が、応援用の道具として来年の東京五輪に使用される可能性が出てきた。本件は韓国を憤らせた。韓国KBSテレビは4日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会（以下「組織委員会」）が、観客に旭日旗の持ち込みを認めると発表したと報じた。韓国外交部の金仁澈報道官は定例記者会見で、「旭日旗は五輪で使用されるべきではない。旭日旗が周辺諸国から、過去の軍国主義及び帝国主義の象徴とされていることは日本側もよく分かっているはずであり、謙虚な態度で歴史を直視するべきだ。韓国外交部は引き続き関連部門と協力し、関連状況を是正していく」と述べた。

　共同通信の4日の記事によると、韓国国会の安敏錫文化体育観光委員長は4日、組織委員会の方針に遺憾を示し、阻止に向け中国や朝鮮との共闘を目指す意向を表明した。韓国国会の文化体育観光委員会は先ほど、「五輪への旭日旗の持ち込み禁止」を求めた。東京五輪組織委員会は3日、「旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えており、持ち込み禁止品とすることは想定していない」と回答した。

　韓国外交部の関係者は、政治目的にスポーツを利用することはスポーツマンシップに背くと述べた。また金氏は、在日韓国大使館に3日、脅迫文と銃弾が届けられたことについて「どの国であっても在外公館の安全性は重要な問題だ。日本側が国際法と国内法に基づき必要な措置を講じ、韓国公館の安全及び正常な職能の稼働を保障することを願う」と述べた。

　日本のネットユーザーの多くが、旭日旗の五輪会場持ち込みを支持している。ツイッターでは「来年は正々堂々と五輪会場で旭日旗を振ろう」という投稿もあった。また日本側の決定に疑問を呈する人もいた。昭和女子大学客員研究員の小島慶子氏はツイッターで「招致の際の『お・も・て・な・し』って、まさかこんなことではなかったはずだよね？」と投稿した。日本のコラムニストの小田嶋隆氏も「『旧日本軍の軍旗』を、21世紀の国際親善を旨とするスポーツのフィールドに持ち出すことの異様さが、問題視されているのではないでしょうか」と投稿した。

 

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