「九・一八」、中国人は永遠に忘れない

「九・一八」、中国人は永遠に忘れない。厳かな「残暦碑」が静かに佇み、この民族の大きな苦難を無言で訴える。けたたましいサイレンの音が上空に響き、この民族の確かな誓いの言葉を告げた…

タグ:抗日 戦争 70周年 中華民族

発信時間:2019-09-18 14:19:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 厳かな「残暦碑」が静かに佇み、この民族の大きな苦難を無言で訴える。けたたましいサイレンの音が上空に響き、この民族の確かな誓いの言葉を告げた。中国人は「九・一八」を永遠に忘れない、と。


 88年前の9月18日の夜、国内外を驚かせた「九・一八事変(満州事変)」が勃発した。日本軍国主義はそれから14年にも及ぶ中国侵略戦争を開始した。野蛮な戦火が松花江の畔から五指山まで広がった。侵略者は中国の大地で悪の限りを尽くし、その戦争の罪は言葉では表現できないほどだ。確かな証拠が山のようにあり、歴史の真相が明らかにされている。軍国主義の暴行は早くから歴史の恥辱の柱にしっかり打ちつけられており、後世の人々の戒めになっている。


 「九・一八」は中国人民抗日戦争のスタートラインだ。事変が勃発した夜、東北軍の愛国兵士は「無抵抗政策」を拒否し、侵略に対抗する一発目を放った。事変の翌日、中共満州省委員会は抗日宣言を発表し、直ちに楊靖宇、趙尚志ら重要人物を武装抗日闘争に派遣した。「九・一八事変」や「七・七事変(盧溝橋事件)」など、中華民族は最も危険な時期を迎え、国家・民族滅亡の危機に直面した。亡国の徒になることに甘んじない中国人は心を一つにし、暴力を恐れず最後まで血みどろになり戦い、天地を揺さぶる壮麗なる叙事詩を描いた。


 歴史の大きな進歩で補われなかった大きな歴史の災いはない。中国人の抗日戦争により、中華民族の覚醒と団結が未曾有の高みに達した。14年の血と火の洗礼のなか、古い中国の鳳凰は涅槃し、火を浴び再生を果たした。抗日戦争の偉大なる勝利は、中華民族が苦難から栄光に向かう歴史的な転換点となった。


 今年は新中国成立70周年だ。新たな歴史のスタートラインに立って「九・一八」を振り返り、抗戦の歴史を温めることには極めて重要な意義がある。これは人々に国恥を忘れず、歴史から力を汲み取り、中国の夢を実現するため全民族の意志を凝結させるよう促している。人々に平穏な時にあっても災難を予想し、日夜務めて怠らず注意を払い、繁栄の世にあってこそ警鐘を鳴らすよう注意している。また烈士を偲び、忠魂を称えている。中華民族は立ち上がり、豊かになり、強くなる偉大なる飛躍を迎えた。


 来た道を振り返り、苦難で栄光を築く。前途を展望し、光で未来をけん引する。新たな旅路についた今、これまでどれほど大きな成果を手にしてきたとしても、常に冷静な態度を維持し、偉大なる抗戦の精神を発揚しなければならない。波を切り裂き勇猛邁進することで、「中国号」という巨船を光り輝く明日に向かわせるのだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月18日

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