大型台風19号「ハギビス」が日本に上陸し、同日晩、パナマ船籍の貨物船が川崎市付近で沈没した。乗組員12人のうち7人が中国籍で、2人が救出され、5人が死亡した。沈没の原因は調査中。
日本の朝日新聞と毎日新聞の報道によると、沈没したパナマ船籍の貨物船「JIADE」(1925トン)の乗組員は12人で、うち3人がミャンマー籍、7人が中国籍、2人がベトナム籍。同船は台風から避難するため、川崎沖で錨を下ろして停泊していたという。
また報道によると、12日23時20分頃、1隻の船舶から東京湾海上交通センターに「海に人がいる」という通報が入り、日本の海上巡視艇が出動して救助作業を行なった。
13日早朝、ミャンマー籍の船長1人、ベトナム籍1人、中国籍2人を含む4人の乗組員が救助され、全員に意識があることが確認された。その後、「JIADE」は海底で発見された。さらに、救助隊は中国籍の乗組員5人の遺体を発見。ミャンマー籍の3人とベトナム籍の乗組員は今も行方不明となっている。
在日本中国大使館は公式サイトで台風関連の緊急情報を発表し、日本にいる観光客および計画している中国公民に天候に随時注意し、旅程を調整し、河川、海辺、山区などから離れ、洪水や土砂崩れなどの自然災害をから身を守り、外出時の安全を確保するよう呼びかけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月14日