中日の映画協力が急成長

中日の映画協力が急成長。TIFFCOMの開幕式にて、中国と日本の映画業界の協力が激増という話題が最も多く取り上げられた。複数の発言者は、アジア2大経済国の改善された外交関係に双方が昨年新たに署名した映画合作契約が加わり…

タグ:映画 コンテンツ 受賞 東京 映画祭

発信時間:2019-10-29 15:28:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 今年の東京国際映画祭のTIFFCOM(映像コンテンツの国際見本市)の出席者は、「(中日の)より良い政治関係、新たな合作契約、文化の相似に対する認識の深まりが、アジア2大経済国の越境ビジネスに活気をもたらしている」と述べた。『ハリウッド・リポーター』が伝えた。


 TIFFCOMの開幕式にて、中国と日本の映画業界の協力が激増という話題が最も多く取り上げられた。複数の発言者は、アジア2大経済国の改善された外交関係に双方が昨年新たに署名した映画合作契約が加わり、双方の映画業界の協力がかつてない高みに達していると指摘した。また双方にとって、さらなる業界融合の経済的動機が、現在ほど重要であったことはないようだ。米中貿易戦争の継続に伴い、中国の映画監督管理機関は、映画館のハリウッド作品への依存を弱めようとしている。また国内の配給会社に対して、記録を創出した日本映画の導入を認めている。これは日本の一部の制作会社にかつてない財源をもたらした。


 日本の映画監督である石井裕也氏は、日本の映画制作者にとって、国外市場に目を向けることが従来より重要になっていると述べた。滝田洋二郎氏(2009年に『おくりびと』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞)はこの方針を貫く監督だ。彼が手がけた初の中国語映画『聞煙』が今年クランクアップした。


 日本の映画プロデューサーである野地千秋氏は、中日(の観客)に同時に媚びを売ることにはリスクが存在する、双方の好みとユーモア感などに差があるからだと述べた。また中国の映画作品は、日本で興行的に重要な影響を生んでいない。しかし中国の映画制作会社にとって、中国の中産階級の観光客に人気の日本を利用することが、魅力的なストーリー展開の方法になっている。『唐人街探案3』の撮影のほぼすべてが日本で行われる。


 両国の主要映画制作会社はさらに日本側の専門的な技能を利用することで、中国で人気が高まる国産アニメから利益を手にしようとしている。例えば双方は『西遊記』を原作とするアニメ『猴王子』を合作した。中日合作映画『妖猫伝』が昨年日本で上映されたが、これは一定の成功を収めたケースとされた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月29日

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