安倍晋三首相が搭乗しタイ・バンコクに向かっている途中の政府専用機内の調理用オーブンで3日午後3時前、ぼやが発生した。すぐに消し止められ、けが人はいなかった。飛行に影響はなく、予定通りタイへの飛行を継続した。日本政府の関係者が3日、共同通信に明かした。
出火した調理用オーブンは専用機の後部にあり、機内食の調理をしていた。乗務員がすぐに消火した。機内では「調理場でぼやがありましたが、無事鎮火しました」「煙を吸って体調を悪くした人がいたら申し出てください」などのアナウンスが流れ、一時騒然となった。
専用機はボーイング777-300ER。専用機は、安倍氏が東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議などに出席するため、午後1時41分に羽田空港を出発した。記者団も搭乗していた。旧専用機のボーイング747の交代に伴い、今年4月から運航を開始した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月4日