ロバート・エイブラムス韓米連合司令官兼在韓米軍司令官は12日、韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了は、我々が強くないという誤ったメッセージを与える可能性があると述べた。韓国・聯合ニュースが13日に伝えた。
エイブラムス氏は同日、平沢市のハンフリーズ米軍基地で開かれた記者会見にて、GSOMIAの根本的な主旨は「韓日が隔たりを棚上げし、地域の安定と安全の維持を優先することにある」という情報を伝えた。米政府及び軍高官に続き、韓米連合司令官が自らGSOMIAについて発言したが、これは韓国に対する同協定の延長の圧力とされている。
エイブラムス氏は「北東アジアの安定・安全の問題について、我々は団結すればより強くなる。GSOMIAがなければ、我々がそれほど強くないという誤ったメッセージを与える可能性がある」と述べた。
エイブラムス氏は韓米軍事費負担をめぐる交渉について、「ハリス駐韓米国大使は最近、韓国政府には負担を増やす能力があり、増やすべきだと発言したが、私もこれに同意する。防衛費の分担をめぐる交渉については、間違った情報に基づく評価が多くある。巨額に関わる政府間交渉を完全に公開することができないため、現在の多くの推測は誤った情報であるとしかコメントできない」と話した。
エイブラムス氏は、文在寅政権が任期内に戦時作戦統制権の返還を実現できるかという質問に対して、「戦時作戦統制権は期限に基づく返還ではなく、条件に基づく返還だ。韓米両国は2013年に合意に達し、2015年に文書に署名した。我々は現在、戦時作戦統制権の返還に必要な3つの条件を満たすため努力を続けている」と回答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月14日