「メイド・イン・チャイナ」はすでに常識になっているようだ。中国のハイアールやレノボなどのハード製品ブランドは早くから日本市場への進出に成功している。ところが近年、訪日中国人客の増加やインターネット業界の発展に伴い、中国製のサービス、コンテンツ、日用消費財などが日本上陸を開始している。日経中文網は日本経済新聞などの記事をまとめ、日本進出を果たした中国の「ソフト」な商品を列挙した。
ユーザーの時間の争奪戦が、日本にも広がっている。中国のインターネット市場では、大手数社がその激戦を展開している。うち携帯アプリ、ショートビデオ、ライブ配信などの優秀サービスが海外市場への進出を開始している。網易の「荒野行動」は2017年に世界でリリースされた。「ゲーム大国」と呼ばれる日本において、同ゲームは6カ月連続で無料アプリ人気ランキングのトップ3に入り、現在も人気を維持している。
さらに日本人を夢中にさせているのは、中国発のアプリ「TikTok」だ。TikTokはすぐに日本の若者の心をわしづかみにした。ネット有名人とモデルの利用により、日本の多くの若者にとって欠かすことのできないアプリになった。中国ブランドが日本で注目を浴び始めているのは、スマホにより若者のライフスタイルが国を跨ぎ、世界に進出しているからだ。
中国の外食ブランドも日本の街頭に姿を現している。中国の新興ITサービスが海を渡ると同時に、中国の食品や衣料品などの日用消費財も密かに日本の街頭に姿を現している。これまで日本の中華料理は個人経営の外食店が主流だったが、中国人の世界進出に伴い、中国のファーストフードと小吃(シャオチー)のチェーン店も(日本)各地に上陸している。