韓日首脳が今月23−25日に成都市を訪問し、中日韓首脳会議に出席する。韓日政府は、両国首脳の中国での会談を調整中と表明した。両国関係が緊張するなか、韓日の会談が実現するか、両国が軍事協定及び貿易摩擦などの解決策を見いだせるかが注目されている。
11日付韓国紙『東亜日報』は、韓日の会談が実施されれば、両国首脳が条件付きで「韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」の期限を延長した後で初の会談になると伝えた。韓国紙『中央日報』によると、文在寅大統領は11月にASEAN首脳会議に出席した際に、日本の安倍晋三首相と11分「会話」したが、正式な「会談」は開かれなかった。韓日メディアは、両国首脳は対韓輸出規制の撤回について議論し、GSOMIAを延長するか最終決定を下すとしている。また韓日メディアは、徴用工問題の合意は厳しいと見ている。本件は両国の貿易摩擦の根本的な原因となっている。
韓国紙『ハンギョレ新聞』は、「両国首脳が誠意ある態度で会談できれば、貿易摩擦はすぐに解消されるだろう。日本側が対韓輸出規制を維持すれば、両国関係は急速に悪化するだろう。韓国政府は日本の撤回を長く待つことはないと表明しており、GSOMIA終了というカードを切ることを再検討する可能性がある」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月12日