『日本経済新聞』は12月13日、世界の6都市のディズニーランドの入場料を比較すると、日本が最も安く、米カリフォルニア州のディズニーランドの約半分だと伝えた。
「日本の家電と化粧品は安く、割に合う」。中国から東京の銀座を訪れた李さんはこのように話した。2018年の訪日外国人の観光消費額は4兆5189億円に達し、2013年の2倍となった。
『日本経済新聞』は、世界のディズニーランドの成人の入場料(当日券、10月31日時点)を調査した。日本円に換算すると、東京は7500円で、米カリフォルニア州のディズニーランド(約1万3934円)の約半分である。パリ(1万1365円)と上海(8824円)と比べても安い。
記事によると、各地のディズニーランドの運営会社は異なる。東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは、「観光客を対象に価格敏感度を定期的に調査し、日本の実情に合わせ、料金とパークの価値を一致させている」としている。
このような現象はディズニーランド以外にも見られる。
例えば、海外26の国と地域に出店する日本の100円ショップ「ダイソー」は、日本では「100円均一の店」として有名だが、米国では日本円換算で162円、ブラジルでは215円、タイでは214円で販売。中国製の商品が多いが、中国では153円で販売している。
日本はホテルも安い。成人2人で1泊する場合、ロンドンの5つ星ホテルのキングベッドルーム(50平方メートル)は約17万円するが、東京で同じ条件の部屋は7万円ほどである。
このような価格の差について、日本の為替レートが過小評価されているためという分析もある。ハンバーガーの価格の差をもとに為替レートを模索する雑誌『Economist』の「ビッグマック指数」を例に挙げると、7月時点の計算で、日本で390円で販売するビッグマックは米国では5.74ドル(1ドル約6.99元)で販売している。1つの商品を全世界どの地域でも同じ価格で提供すると仮定した場合、為替レートは1ドル67.94円になる。