日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が日本からレバノンに逃亡して2日後の1日、彼の弁護士は、ゴーン被告は8日にベイルートで記者会見を開くと発表した。
東京で保釈中のゴーン被告はパスポート3冊を弁護団に管理されているのに、どのようにして監視から逃れ、海外逃亡したのかは依然として謎のままである。
レバノンメディアは、ゴーン被告は楽器を入れるケースに隠れて密輸という形で出国したと伝えたが、彼の妻はロイター通信に対し、これには小説のような経緯があると話した。
彼女はゴーン被告の逃亡に関して詳しく明かさなかったが、消息筋によると、少数の人しか知らなかった逃亡計画はプライベート警備会社が実行し、まずプライベートジェット機でゴーン被告を日本からイスタンブールに輸送した後にベイルートに移した。機長もゴーン被告が機内にいたことを知らなかったという。
ゴーン被告は在職期間中に財務不正行為があったとして2018年11月に逮捕され、その後に保釈された。同事件により、国際社会は日本の司法体系を非難し、ゴーン被告と関係の深いレバノンでも大きな騒ぎとなった。
ゴーン被告はブラジル西部のレバノン移民家庭に生まれ、幼少時にレバノンに戻り、現地で高校まで通った。レバノン公民の身分も持つ。
ロイター通信は消息筋からの情報とし、ゴーン被告はレバノンのミシェル・アウン大統領と面会したと伝えたが、大統領府のあるメディア顧問は否定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月2日